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 昭和35年版 犯罪白書 第四編/第三章/四/3 

3 職親の会

 就職に関連して,とくに青少年の対象者については,職業補導が大きな課題となっている。このためには,職業訓練所の活用も考慮されているが,更生保護対象者の職歴,境遇,教養,能力などからいって,中小企業主や商店経営者などの人間的な補導にまつところもきわめて多い。そこで,各地域では,対象者をひきとって住込就職による補導をひきうけてくれる篤志家の発見につとめている。こうした篤志家については,一部の保護観察所では,一定の基準をさだめた登録をし,これを「職親」とよんでいる。
 この篤志家の人たちは,最近,相互に話しあう機会をもってさらに意欲をつよめるため,「職親の会」とか「職業補導協力会」などの名称のもとに,組織をもつようになってきた。